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2011年9月15日木曜日

近所の老犬


近所に気になってる犬が居る。
時々、ごく希に起きてるときは悲しい目をしてる、

そうだ、思い出した!!
3.11東日本大震災の日も午前中11時頃にも彼に会った。
買物の途中で前を通ったとき彼は起きていた。
じっと座って悲しそうな目でこっちを見ていた。

今思うと、何か言いたかったのかなぁ・・?
でも悲しいかな、彼の意志や思いはこちらには伝わらない。

目じりに涙を流してるような跡がある。
目は見えてるのかなぁ??
かなりの老犬に見えるけど・・・
13~4歳くらいかなぁ?と以前から思っていた。

9月の始め、私の日帰り手術の日、病院へ行く途中前を通ったとき
見送ってくれました。
じっとこっちを見ていた。いつも寝てるのに・・・、
この朝にかぎって、不思議だけど見送ってくれた。

私がこれから何処に行くのか知ってるのか??
心の中で
「おはよ、元気かい??」 と問いかけた。
「これから手術なんだ、応援してくれよ・・・」
とか思いつつ・・

処置室でも、ふと何回かこの犬の事が思い出された。
名前も知らない犬なのに・・・

「犬は瞬間的に相手が犬嫌いか、そでないか察知するんだよ。」
と友人が言ってた。
この人は、今まで何頭も犬を飼っている。今も自宅に2頭居る。

散歩してても嫌いな人には犬の方から絶対近づかないのだと。
知らん顔して通り過ぎるらしい。

私は犬を飼ったことないのでそんなことは知らなかった。

好きな人が居ると遠くからでも察知して突進し近づいて肩に
前足をかけてベロベロなめる。

今日は寝てた。
小さい声で「こんちは・・」と声かけて近づいた。
(この前の手術は無事終わったよ・・・痛かったけどな。)
そっと、頭をなでた・・・ビクッとして目を開けた。

「起こしちゃったね、ごめんよ。」 小さく言った。
でも、怒ってないみたいだ。

しばらくして、飼い主らしき人が出てきて少し話をした。
この人の名前は知らない。
気さくな40代くらいの女性だった。

犬の名前のこと、年齢のこと、犬の病気のこと・・・
なんと19歳で、ガンなんだって。
確かにそう言われるとお腹が腫れてるように見える

その女性は側に置いてあった自転車に乗ってその場を離れた・・
痛いのかな?それで涙を流しているのかなぁ??
苦しいだろうけど1日でも、1時間でも長生きしてもらいたい・・・
誰かの身代わりになってるのかとも思えてくる・・・

最初に彼と会ったのはいつだったろう??
鳴いたり吠えたりしてるところは見たことがない。

「ガンバレよ!! また来るぞ!」

でも、いつか、彼の命も終わる時がくるだろう、
19歳はスゴイ、犬の平均寿命を超えてるし・・
生命ある物全ていつか、終わりが来る・・・

犬って人間の7倍で年をとるらしいですね、ある年齢から減速するらしいですが
時間は止められないから・・・。

近所の老犬 でした

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